脳梗塞後のふらつき?

 

先日、「腰痛の治療をして欲しい」という方が来られました。

 

入って来られて歩く姿勢を見てとても驚きました。

 

全体的にギクシャクしていて、噛み合っていないような感じです。

 

イメージとしては、ロボットのように全身が歯車の様にカクカクとした動きです。

 

本人とお話しして「何とかしたいのは腰痛だが、ふらつきが良くなるのならそっちを治したい」ということが聞かれました。

 

数年前に脳梗塞の診断、発症以降にふらつきが強くなった

リハビリは話で出なかったためしていない(発症してから日常生活を問題なく過ごしていたためと思われます)

 

これまでに通ったのは、カイロプラクティック・オステオパシー・整体・某有名な◯◯療法…。

 

どれもあんまり変わんなかったと

 

 

 

以下検査結果です(問題があれば消す予定です)

日常生活は自立、仕事も身体に影響が出ない範囲でされています

 

・筋力の強さは顕著な差は無し

・足クローヌス、バビンスキー反射ともに片側陽性

・股関節や肩関節などの体幹に近い部分の安定性が不十分(特に左)

・安静時振戦-、企図振戦+(両側)

・お話ししている時に噛むことが多いです

・感覚に差はなさそう(2回目の来院時:足の裏の感覚が良くなったと)

・立位バランスは左右のふらつきが強い

→継ぎ足歩行は介助が必要

 足を閉じた状態で立っていられますが、目を閉じると身体がガタガタ揺れてしまう

 

 

このように書くとリハビリテーション科勤務時代を思い出しますね笑

 

 

初回では深部感覚の入力をして、前頭葉―小脳のコネクションを利用しました。

 

2回目の来院時、足を閉じた状態+目を閉じてもらうも全くふらつき無し。

力が入りやすくなったと。

歩行のギクシャクはまだまだありますが、前回から身体に色々変化が起きたみたいです。

 

まだまだ介入できるところがありますのでどこまで良くなるか非常に楽しみです。

 

 

まだまだ勉強中の身で至らない点が多いですが、一つ提案です。

リハビリ職の方で、もしご覧になられている方がいましたら、「私ならこうする」「こうすればもっと良さそう」と考えるのもレベルアップの機会に繋がると思います。 

 

 

 

 

お読みくださりありがとうございました。

 

理学療法士の整体院 PHYSICAL CARE ROOM T 院長 田邉謙

千歳烏山駅から徒歩5分

TEL:03-6311-1140

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください