階段を下りると膝が痛い|原因は膝だけ?脚全体の動きを確認した症例【千歳烏山】

「階段を下りると膝が痛い」
「平地ではそれほど気にならないのに、階段では膝に痛みが出る」

このような膝の痛みでお困りではありませんか?

階段を下りる動作では、体重を支えながら膝や股関節、足首などを連動させて身体をコントロールする必要があります。そのため、膝の状態だけでなく、脚全体の動きにも目を向けることが大切です。

今回は、駅の階段を下りる際に右膝の痛みが出現した方の症例をご紹介します。

※個人が特定されないよう、症例情報の一部を調整して掲載しています。

1.来院時の状態|駅の階段を下りると右膝が痛む

今回の患者さんは、定期的に身体のメンテナンスで来院されている女性です。

来院の2日前、駅の階段を下りているときに右膝の痛みが出現しました。

特に気になったのは、階段を下りる動作です。

膝に痛みが出ると、無意識に痛みを避けるような動きになってしまうことがあります。痛みそのものだけでなく、どのような動作で症状が出るのか、身体をどう使っているのかを確認していきました。

2.膝だけでなく、下腿や足部の動きも確認

膝に痛みがある場合、膝関節そのものの状態を確認することは重要です。

一方で、階段を下りる動作は膝だけで行うものではありません。股関節から足部まで、それぞれの関節や組織が協調して働く必要があります。

今回の施術では、右膝の関節の動きに加え、膝周辺や下腿の骨間膜、足部の関節の動きなども確認しました。

膝に痛みがあるからといって、必ずしも膝だけに原因があるとは限りません。

足部の機能と身体全体の動きについては、こちらの記事でも紹介しています。

足首の機能と股関節の痛みとの関連については、こちらの症例記事でも紹介しています。

ただし、今回確認した部位のどれか一つが痛みの原因だったと断定できるわけではありません。実際の動作と身体の状態を照らし合わせながら、負担のかかり方を考えていくことが大切です。

右膝の動きを確認する施術

3.膝周辺と足部への施術、バランスボールを使った運動

まず、右膝の関節の動きや膝周辺、下腿の骨間膜、足部の動きを確認しながら施術を行いました。

その後、大きなバランスボールを使った運動を取り入れました。足裏でバランスボールを使った運動

この運動では、仰向けの状態で足裏をボールに当て、脚全体を使ってボールをコントロールします。

足先だけで強く押すのではなく、足裏全体でボールを捉え、膝や股関節も含めて脚全体を協調させることを意識しました。

階段を下りるときには、体重を支えながら身体をコントロールする必要があります。こうした動作につながるよう、関節の動きだけでなく、脚全体の使い方にも着目しました。

4.施術後、階段を下りるときの痛みはどう変化した?

施術後、院内の階段で動作を確認しました。

すると、施術前に訴えていた階段を下りるときの痛みは、その場では消失していました。

さらに、痛みの有無だけでなく、階段を下りるときの脚の動きも確認しました。

その際、一度だけ股関節を外側に開き、膝を外に向けるような動きが見られました。

そこで、膝を外に向けず、自然な方向に脚を動かして階段を下りるように伝え、もう一度確認しました。

すると、その後は同じ動きは見られず、痛みのない状態で階段を下りることができました。帰りに1階まで下りる際にも、問題はありませんでした。

今回大切にしたのは、痛みが軽減したことだけで終わらず、実際の階段動作まで確認したことです。

5.痛みが軽くなった後の「動き」も大切

痛みが軽くなったとき、つい「痛みがなくなったから大丈夫」と考えたくなります。

しかし、痛みを避けるための動作が残っていないか、実際の動作で確認することも大切です。

痛みを経験すると、身体は無意識に負担を避けるような動きを選ぶことがあります。こうした動きが繰り返されると、かばう動作が習慣化する場合もあります。

脳や神経には、経験や練習に応じて動作の調整が変化する性質があります。ただし、動きが変わるまでの期間や、痛みとの関係は人それぞれです。

今回のケースでは、痛みが出始めてからまだ2日ほどだったため、長期間繰り返されてきた動作ではありませんでした。痛みの変化だけでなく、階段を下りる動作も一緒に確認し、無理のない動き方を試してもらいました。

6.その後の経過|山歩きでも膝の痛みは出なかった

後日、患者さんは山歩きに出かけたそうですが、膝の痛みは出なかったとのことでした。

次回来院時にも、膝の痛みは出ていないと報告がありました。

今回の患者さんは、日頃から人の身体に関わる仕事をされている方です。ご自身が膝の痛みを経験したことで、これまで患者さんに伝えていた言葉についても、改めて感じることがあったそうです。

身体の痛みは、経験して初めて実感できるつらさもあります。今回の症例を通して、痛みそのものだけでなく、日常生活で何に困っているのかにも目を向けることの大切さを改めて感じました。

もちろん、今回の経過だけで、痛みが出た原因や改善した理由を一つに特定することはできません。また、同じような膝の痛みがある方すべてに、同じ施術や運動が適しているとは限りません。

それでも、膝周辺だけでなく脚全体の動きを確認し、施術後に実際の階段動作まで確かめたことは、今回の症例で大切にした点です。

まとめ|階段を下りると膝が痛いときは、動作全体を確認することも大切

階段を下りると膝が痛い場合、膝関節そのものの状態に加え、股関節や下腿、足部の動き、そして痛みを避けるような動作がないかも確認することが大切です。

今回の症例では、右膝周辺と足部などの動きを確認して施術を行い、その後に階段を下りる動作を再評価しました。施術直後には痛みが消失し、後日も痛みなく山歩きができたとの報告がありました。

膝の痛みが続く場合や、腫れが強い、体重をかけられない、急激に症状が悪化したといった場合には、医療機関での評価が必要です。

千歳烏山周辺で、階段を下りるときの膝の痛みや、日常生活での身体の動かしにくさにお困りの方は、一度ご相談ください。

症状や身体の状態を確認したうえで、必要に応じて医療機関への受診も含めてご案内します。

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