とろみつける自販機

今日の朝刊で興味深い内容が載っていました。

病院で働いていたPTとしては見逃せない内容です。

日本人の死因第3位の肺炎。

高齢者に特に多いのは誤嚥性肺炎です。

誤嚥性肺炎

 

飲食をすると本来であれば食道を通って胃に運ばれます。

口→食道→胃、を通ります。

 

 

しかし、飲み込み(嚥下)の力が弱かったり、姿勢が悪かったり、口腔の問題など・・・により、しっかりと飲みこむことが出来なくなります。

食道では無く器官へ入り肺に入ってしまいます。

口→器官→肺、に行きます

 

 

これにより肺に炎症が生じ、誤嚥性肺炎となります。

 

 

若い方や免疫力がしっかりしている方であれば、回復して日常生活へ復帰することが可能です。

ですが、高齢者や元々体力や免疫力が落ちている方の場合、そう簡単には行きません。

 

重篤なケースでは言語聴覚療法士(ST)、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)によるリハビリが必要です。

 

 

痰を出す力が弱くなり十分に排痰が出来ず、飲み込む力も弱くなり、座っていることも辛くなるほど、元気や体力が落ちてしまいます。

 

 

さらに、慢性的にむせ込みや誤嚥をしていても、高齢者の場合は症状が出にくくなかなか気づきにくいことがあります。

 

 

 

実は姿勢や心がけ一つで誤嚥が少なくなることも非常に多いです。

 

 

では、どちらの方が飲み込みやすいでしょうか? 

下に答えを載せますので、考えてみてください。

 

 

☑ 飲み込むときに

  「上を向くか」「下を向くか」「真っすぐか」

 

 

☑ 飲み込むときに

  「息を吸うか」「息を止めるか」「息を吐くか」

 

☑ 脳卒中の後遺症で右口腔器官の麻痺がある場合

  「左を向くか」「右を向くか」「まっすぐか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は

☑ 「下を向く」

☑ 「息を止める」

☑ 「右を向く」です

 

 

毎日の楽しい食事は必要なことです。

健康に楽しく楽しみたいですね。

 

 

 

嚥下障害や飲み込みについては、もっとメディアやテレビで特集すれば良いのにと思います。

 

 

理学療法士の整体院 PHYSICAL CARE ROOM T 院長 田邉謙

千歳烏山駅から徒歩5分

TEL:03-6311-1140

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