起床時の腰痛
もしもあなたに腰痛があって治療院の先生に「骨のゆがみはもう治っているから大丈夫です」と言われ、まだ腰痛が続いていたらどうしますか?
◇なぜ腰痛が治らないのか?
このように考えるはずです。
通院されている患者さんからの紹介で来られた方です。
普段はさほど腰痛を感じないが、身体が疲れたり仕事が長く続いていたり、長い時間歩いたり長い時間立つと腰痛が出てくる。
他には起床時に腰痛が出現し、これがつらい。
起床時に腰痛!
この方は整体で「骨のゆがみ」を治してもらいましたが、腰痛がまだ残っています。
つまり、この方の腰痛の原因は
骨のゆがみ
ではないかもしれませんね。
ご記入していただいた問診表に重要な情報がありました!
「~歳の時に・・・・・の手術」 ※以前に腹部の手術を受けています。
このような
✓ 手術
✓ 昔の怪我(捻挫や骨折など)
症状と関連することが非常に多いです。
見逃してはいけません。
実際に手術の跡を触診してみると傷口周囲は動きが硬いような感じがあります。
他の検査結果も含めて治療戦略としては
1.創部および周囲の組織をリリースする
2.神経システムのバランスを取る
3.上位頚椎が怪しい
これらを考慮して治療を行いました。
2回目の来院時では
「起きるときの腰痛は良くなりました~」と嬉しい声が聞けました^^
「骨のゆがみ」の治療
このような考え方を否定するつもりは一切ありません。
ですが
✓ 「椎間板の変性」と「腰痛」
✓ 「椎間板ヘルニア」と「腰痛」
これらに関連性があることは証明されておりません。
当院の腰痛コラムはこちらからどうぞ
椎間板に変性があっても、椎間板ヘルニアがあっても、腰痛が出ない方がいます。
椎間板が大丈夫で、ヘルニアが無い方でも、腰痛が出る方もいます。
様々な医療機関や整骨院、治療院などで満足な結果が出ない方は一度ご相談ください。
お読みくださりありがとうございました。
お困りの方、ご相談ください。
理学療法士の整体院 PHYSICAL CARE ROOM T 院長 田邉謙
千歳烏山駅から徒歩5分
TEL:03-6311-1140