自律神経と身体の症状(肩こり、腰痛、しびれなど…)

こんにちは。

 

当院は自律神経や全身の神経系をメインに扱うことが多いので、自律神経系についてまとめてみます。

 

お身体の様々な症状でお悩みの方は、一度目を通されることをお勧めします。

 

自律神経って何?

随意神経系である体性神経系と対照して、不随意である「自律神経系」は循環、呼吸、消化、発汗・体温調節、内分泌機能、生殖機能、および代謝のような不随意な機能を制御する。自律神経系はホルモンによる調節機構である内分泌系と協調しながら、種々の生理的パラメータを調節しホメオスタシスの維持に貢献している。

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交感神経と副交感神経の2つの神経系からなり、双方がひとつの臓器を支配することも多く(二重支配)、またひとつの臓器に及ぼす両者の作用は一般に拮抗的に働く(相反支配)。

wikipedia

 

簡単にまとめると

 

✓ 「交感神経」と「副交感神経」の2種類

✓ 無意識で勝手に働いている神経

✓ 血流や発汗、内臓の機能など身体の恒常性を維持

 ✓ シーソーのようにお互いが働きあってバランスを取っている

 

交感神経、副交感神経とは?

 

交感神経

 

◇ 逃走もしくは闘争状態→身体を興奮・活性化する

 

◇ 筋肉は緊張する、手足の血管がギューッとなる

◇ 内臓の働きを抑制する

◇ 涙や唾液もあんまり出ない→ドライアイとか

◇ 活性酸素が出て細胞を傷つける

◇ エネルギーを消費しやすい状態

◇ ストレスが多い

◇ 寝付けない、寝ても起きてしまう

 

 

 

副交感神経

 

◇ リラックスしている状態

 

◇ 筋肉がリラックスしているので血管がギューッとならない

◇ 内臓が働く

◇ 涙や唾液が出る

◇ エネルギーを充電する

◇ 良く寝れる

 

 

 

これを読んで、自分の症状と関連しているものがあると思いませんか?

 

 現代のほとんどの方が、交感神経が働きすぎている状態です。

 

 

 

 

症状で考えてみると

 

 筋肉の緊張がつづく→慢性的に血流が悪い→肩こり、首こり、腰痛など

整体やマッサージに行くと「筋肉がこってます、硬いですね~」の状態

 

 

✓ 血流が悪くなるので、レントゲンやMRIでは原因が判明しないしびれの原因かもしれない

 

✓ 身体が興奮し活動している状態なので、疲れている・寝つきが悪い・不眠

 

✓ 目がしばしばする、ドライアイになりやすい

 

 

慢性的な症状を抱えているをチェックすると、自律神経系の働きが崩れてしまっている方がほとんどです。

 

その場しのぎで、マッサージや整体へ行っても良くならないケースが多いのはそのためです。

筋肉に問題はなく神経系の働きが問題なので、緩和操作やリラクゼーション・慰安的なマッサージは行いません(行う必要が無いと思います)。

 

言い換えれば、自律神経系を整えることで身体が良くなる、ということにもなります。

 

これを一度で治すような魔法があれば良いのですが(あったら教えてください…)、そんなものは存在しないと思います。

 

神経系の働きが良くなった結果として、徐々に症状が取れてきます。

そのため、慢性的な症状が治るには時間がかかります。

(急性の症状は早く良くなります)

 

 

身体の体質を改善するためには時間が必要で遠回りかもしれませんが、安全で患者さんの身体に負担がかからない治療を選択しています

 

 

 治療コラム:疲労・だるさ・自律神経失調症 も合わせてどうぞ

 

 

お読みくださりありがとうございました。

 

理学療法士の整体院 PHYSICAL CARE ROOM T 院長 田邉謙

千歳烏山駅から徒歩5分

TEL:03-6311-1140

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