足関節(足部・足首)のケガや骨折などの機能障害、それが与える影響について考えてみます

こんにちは。

GWはいかがお過ごしでしたか?
徐々に暑くなってきていますのでしっかり水分補給をしたいものですね。

最近脱水の方が何人かおられましたので、お気を付けください。

 

足関節について

今回記事を書こうとしたきっかけですが、足部の症状で来院された方が数人おられましたので備忘録を兼ねて載せようと思います。

 

また、足部症状の有無にかかわらず足部の機能障害を持っている方が多いのでその辺りのお話もしたいと思います。

言い換えると

 

腰や首、頭痛、肩や肘、手の痛み、内臓の不調などの症状に足部の機能障害が影響している可能性があるということです。

 

構造について

前から見た画像です。

足関節の解剖を知らない方に説明すると「骨が多いんですね」と驚かれます。

趾はイメージしやすいと思います。

足首から趾にかけて小さい骨がいくつかあります。

 

外側から見た画像です。

外くるぶしが分かりやすいですが、それ以外はなかなか分かりづらいと思います。

 

内側から見た画像です。

内くるぶしが分かりやすく、その骨の前にも出っ張りがありそのまま親指まで関節があります。

 

端折っていますが、これら骨の上に靭帯や筋肉などが付着します。

そして、これらの小さな骨は隣接している骨と関節を構成しています。

ただ、膝関節や股関節のように大きな構造ではなく、小さい骨がいくつもの関節を構成しているような感じとなっています。

 

機能について

生活をしている中で歩いたり走ったり階段を上ったり…という動作を考えてみると、地面に触れているのは足です。
アスファルトやコンクリートなどの硬い地面だけでなく、砂利道や傾いた不安定な歩道、または川辺の岩場、雪で滑りやすい道、ぬかるんだ泥道など様々な状態の地面を歩きます。

そういった場所を歩くためには「適度な柔軟性」「適度な硬さ」などの機能が必要となります。
足に機能障害があると足にかかる負担の処理が出来ず、膝・股関節・骨盤・背中・首などでかばってしまい負担が蓄積することもあります。

もしくは、足機能に左右差があればその状態が身体に蓄積するので、神経機能や筋骨格系へ与える影響はあまり良いことにはならないでしょう。

 

まとめ

足を構成する骨と機能をかなり簡単に説明しました。
次回からは実際の症例を載せていくと思います。

実際の臨床では、足を触らない日は無いと言うほど頻繁に遭遇する機能障害です。
家を建てるには土台がしっかりしていないといけませんので、その第一歩が足になるかなと個人的には思います。

足部へのアプローチによって、肩や肘などの上肢機能、腰の動きや首の動きなどが改善することは良くあります。
うちに来る方は必ず足の触診をするのですが、「足を触られたのは初めてです」と驚かれることが非常に多いです。それが私にとっては驚くべきことなのですが…。

お読みいただきありがとうございました。

理学療法士の整体院 PHYSICAL CARE ROOM T 院長 田邉謙

千歳烏山駅から徒歩5分

TEL:03-6311-1140

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